肩こりは「筋肉の問題」ではなく「身体の使い方の問題」


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肩こりは「筋肉の問題」ではなく「身体の使い方の問題」

肩こりというと、多くの方が「肩の筋肉が硬いから」「血流が悪いから」と考えがちです。確かに筋肉の緊張や循環不良は肩こりの一因ですが、それはあくまで結果であり、根本原因ではありません。
本当の原因は、日常生活の中で無意識に続けている身体の使い方の癖にあります。

デスクワーク、スマートフォン操作、家事や育児、運転など、現代の生活は同じ姿勢や同じ動きを長時間繰り返す場面が非常に多くなっています。その積み重ねが、姿勢の崩れや動きの偏りを生み、最終的に肩こりとして現れているのです。

一時的に肩を揉んで楽になっても、しばらくするとまた元に戻る。これは、肩こりの原因が肩そのものにないことを示しています。

肩こりが起こる人に共通する身体の特徴

慢性的な肩こりを抱えている方の身体を観察すると、いくつか共通点があります。

まず多いのが、頭の位置が前に出ている姿勢です。頭は体重の約10パーセントほどの重さがあると言われています。この重さが身体の真上に乗っていれば問題ありませんが、前に出るほど首や肩の筋肉で支え続ける必要が出てきます。

次に、胸が閉じて背中が丸くなっている状態です。胸郭の動きが小さくなると呼吸が浅くなり、首や肩周りの筋肉が呼吸補助として過剰に働くようになります。これも肩こりを助長する要因です。

さらに、骨盤の動きが少なく、体幹がうまく使えていないケースも多く見られます。本来、身体は下半身と体幹で安定を作り、その上で腕や肩が自由に動く構造になっています。しかし体幹が働かないと、その分を肩周りで補おうとしてしまいます。

つまり、肩こりがある方ほど「肩以外がうまく使えていない」状態になっているのです。

肩を使いすぎてしまう身体の使い方の癖

肩こりの背景には、無意識の癖が深く関わっています。

例えば、何か作業をするときに肩をすくめる癖。集中すると呼吸が止まり、肩が上がる癖。腕を動かすときに体幹が動かず、肩だけで動かしてしまう癖。
これらは自覚がないことがほとんどですが、毎日の積み重ねで肩への負担を大きくしています。

また、姿勢を意識しようとして「胸を張る」「背筋を伸ばす」ことが、逆に肩こりを悪化させている場合もあります。必要以上に力を入れて姿勢を作ろうとすると、首や肩が緊張し続けてしまいます。

大切なのは、正しい姿勢を保つことではなく、必要なところが動き、不要なところが頑張らない状態を作ることです。

なぜストレッチやマッサージだけでは改善しないのか

肩こり対策として、ストレッチやマッサージを取り入れている方も多いと思います。これらは決して悪いものではありませんし、一時的に症状を和らげる効果はあります。

しかし、身体の使い方が変わらなければ、肩は再び同じ働きを強いられます。
硬くなった筋肉をほぐしても、その筋肉を酷使する動きが変わらなければ、また硬くなる。この繰り返しが慢性肩こりです。

根本的な改善には、筋肉を緩めることよりも、「なぜそこが緊張してしまうのか」を理解し、動きそのものを変えていく必要があります。

マシンピラティスが肩こり改善に向いている理由

マシンピラティスは、肩こりの根本改善に非常に相性の良いエクササイズです。その理由は、身体の使い方を安全かつ的確に学べる点にあります。

マシンのサポートによって、無理な力を使わずに正しい位置で動くことができます。これにより、普段使えていない体幹や背中の筋肉が自然に働き、肩に頼らない動きが身についていきます。

また、胸郭や肩甲骨の動きを引き出しながらエクササイズを行うため、呼吸と動作の連動が生まれます。呼吸が深くなることで、首や肩の無駄な緊張も抜けやすくなります。

さらに、パーソナルで行うマシンピラティスでは、その方特有の癖に合わせてエクササイズを調整できるため、肩こりの原因に直接アプローチすることが可能です。

肩こり改善の鍵は「肩を楽にする動き」を覚えること

肩こりを改善するために重要なのは、「肩を鍛えること」ではありません。
肩が頑張らなくても動ける身体を作ることです。

体幹が安定し、背骨や骨盤がしなやかに動き、呼吸と連動して腕が動く。この状態になると、肩は必要なときだけ働き、必要のないときには自然と力が抜けます。

多くの方が、初めてピラティスを行った後に「肩が軽い」「首が楽」と感じるのは、筋肉が強くなったからではなく、使い方が一時的にリセットされるからです。

この感覚を一過性で終わらせず、日常生活の動きに落とし込んでいくことが、肩こりを繰り返さない身体づくりにつながります。

日常生活が変わると肩こりは自然と減っていく

身体の使い方が変わると、特別なことをしなくても肩は楽になります。
座り方、立ち方、腕の使い方、呼吸の仕方。これらが少し変わるだけで、肩への負担は大きく減ります。

肩こりは年齢のせいでも、体質のせいでもありません。
今まで身につけてきた動きの癖の結果です。

だからこそ、正しく身体を使う感覚を身につければ、年齢に関係なく改善は可能です。

肩こりに悩む方こそ「身体全体」を見直すことが大切

慢性的な肩こりに悩んでいる方ほど、肩だけに意識が向きがちです。しかし本当に必要なのは、身体全体のつながりを取り戻すことです。

マシンピラティスは、単なる運動ではなく、身体の使い方を学び直す時間でもあります。
肩こりを我慢する生活から、肩が気にならない日常へ。

その第一歩として、自分の身体の癖に気づくことから始めてみてください。

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